1 玄関マットの脇にある木造の集合郵便受けに朝方、手紙が着いた。気づいたのは日の暮れた頃、紅色の恋文を見つけるや喜んだ。端をつまんで誇らしげにルームシェアをしている階へあがった。 送り主は二十歳から何年程かにかんせつてきに親を殺した。すぐに…
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